2023.10.18
3人の幼馴染が背負った罪、そして20年後に起きる新たな殺人事件とは
罪の真実と正義の在り方を問う本格ミステリーが誕生
主演:高良健吾が20年の時を経て罪と向き合う主人公<春>を熱演!
本作の主演には、2006年『ハリヨの夏』でデビュー以来、数多くの話題作に出演し続けている俳優・高良健吾。
荒んだ家庭環境に育ち、現在は地元の不良たちを集めた闇の仕事も請け負う建設会社を経営する社長<春>を演じます。春と同じく罪を背負いながらも、過去の秘密を隠し大人になった幼馴染には、警察官の家庭に育ち自らも捜査一課の刑事となるが、父の死をきっかけにこの街に戻ってくる<晃>を、テレビ、映画、舞台など幅広く活躍する大東駿介が演じ、家業の農業を継ぎ現在は引きこもりになってしまった双子の弟・直哉の面倒も見ている<朔>を石田卓也が演じます。
本作の出演に関し、齊藤監督ともともと親交があり、作品が形になる前からオファーを受けていたという高良は「みんなで悩み苦しみ、表現し、ここまで現場に強く結びついた経験は今までなかったと思うくらい、濃い時間でした。」と撮影を振り返り、作品に込めた熱意を感じさせます。また、大東は齊藤監督が助監督時代に初監督作品には参加させて欲しいと話していたことを明かし、「この20年、俳優として同じ時代を歩んできた高良健吾さん、石田卓也さんと共にかたちに出来たことを心から嬉しく思います。」と共演した二人への思いを語り、石田は「『これだ、待ってたよ!』と思う役に出会える事は滅多にありませんが、まさにそれでした。」と本作への思いを語りました。
さびれた田舎町で、13歳で罪を背負った3人がどのように生きてきたのか。そして20年前に正樹の死体が発見された橋の下で、まったく同じように少年の死体が発見された新たに起こった殺人事件は20年前の事件とどうつながっているのか…。実力派俳優たちの白熱した演技のぶつかり合いがどのような化学反応を起こすのか、期待が高まります。
監督・脚本を務めた齊藤勇起監督は井筒和幸監督作品を中心に、岩井俊二監督・武正晴監督・廣木隆一監督作品等での助監督を経て本作が初監督となります。完全オリジナルの脚本となる本作について、齊藤監督は「最後に出した答えも正しかったのかは分かりませんが高良さん、大東さん、石田さんの3人が導き出してくれた結末は自分も考えていなかった時を超えてのアンサーでした。」と語り、俳優陣とともに作り上げた作品を振り返っています。